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アメリカのロッキー山脈、イタリアのチロル地方の土柱と並んで「世界三大奇勝」と称されれている阿波の土柱。地球の神秘に胸が熱くなること間違いなし!この距離感で見られるのは阿波の土柱だけ。ライトアップされた土柱も魅力的な姿を見せてくれます。

阿波の土柱

阿波の土柱は波濤嶽・不老嶽・橘嶽・筵嶽・燈籠嶽・扇子嶽の六嶽より成り、そのうちの波濤嶽(はとうがだけ)は高さ13m、南北90m、東西50mもの巨大な土の群立で、昭和9年5月1日に国の天然記念物に指定されました。

波濤嶽(はとうがだけ)

100万年前から70年万年かけて阿讃山脈から流れ出た土砂が何層にも蓄積して、砂礫層が断層活動で隆起。土柱はその砂礫層が浸食し形成されたもの。土柱は固い岩石や礫層のある抵抗力の強い部分が浸食を免れて、雨水が露出した砂礫層斜面のくぼみを流れ、長年にわたり溝を深め今なお、自然の影響を受け姿を変え続けています。この波濤嶽(はとうがだけ)は1934年5月1日に天然記念物に指定されています。

夜間ライトアップ
夏期19-22時 /冬期18-21時

数々の文化人が訪れた土柱

阿波の土柱には、桓武天皇の時代より様々な人々が観光に訪れました。 昭和31年には「裸の大将」で知られる放浪画家、山下清も土柱を訪れ、写生しています。清は土柱を目の当たりにした際、驚きの表情を浮かべながら左の言葉をつぶやいたといわれています。
また、土柱のふもとには文人たちが土柱を詠んだ句碑や詩碑が立てられています。